2005年は「2.0」の年だった


 先週は Web 2.0 カンファレンスを報じた記事をいくつもみかけたが、それに限らず「2.0」がいろんなところで使われるのを目にする。改めて書籍におけるエスター・ダイソンの『Release 2.0』、ウェブサイトにおける Business 2.0 あたりの先見性に恐れ入る。

 一度戯れに「ついカッとなってまとめてしまった。「2.0」ならなんでもよかった」というまとめエントリを作ったのだが、その時点でも見落としていたものをいくつも見つけ、その後も次々と出てくるしで、どうも気になって仕方がない。

 2005年もまだ二ヶ月以上残っているが、この先を見越して勝手に決め付けさせてもらおう。2005年は「2.0」の年だった、と。そして、ここで再度仕切りなおしてまとめさせてもらい、ワタシ自身これを追うのは止めにしようと思う。

 つまり、この文章自体個人的な動機でまとめるものであり、まとめること自体が目的なので、個々の「2.0」について特に何か言いたいということはない。

 前回のエントリからいろいろ調べなおして大幅に内容の拡充を図り50音順に並べてみたりしたが、前回同様ワタシなどが勝手に書いているものも含まれるわけで、公平網羅的なリファレンスを目指したものではない。そうしたものを必要とする人が(もしも)いれば、そういう人達が Wiki などを利用してまとめればよいと思う。

 とはいえ、前回からかなり増えているのでこれでも相当なものだろう。前のまとめエントリに入っていたものにも追加修正を加えているし。文章題に「2005年」とあるが、それ以前のものも一部含まれる。が、あまり古いものを入れてもアレなので、大体2004年以降に書かれたものに絞ったつもりである。