YAMDAS全更新履歴(2003年1〜4月)


 YAMDAS Project の全更新履歴を更新が最新のものから順に参照いただけます。

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2003年04月

[2003年04月26日]

yomoyomo's Music ColumnKEEPERS への連載)第28回目を公開。

先日職場の人間の結婚披露宴に出席した。披露宴自体久しぶりである。どれくらい久しぶりかというと…こういうときウェブ日記を書いていると便利なのかもしれない。更新履歴を辿ったところ…2000年秋の従兄弟の娘の結婚披露宴らしい。そんなになるか。従兄弟の娘が先に結婚かよ! と同じく未婚の従姉妹と笑いあったものだが、未だ彼女もワタシも結婚していない。

先週はキングクリムゾンのライブにも行った。開演前、ステージを眺めていると薄くなった後頭部がいくつも否が応でも目に入り、自分もああなるのかと落ち込む。やはり客の年齢層はひじょーに高い。客電が落ちる前にフリップが登場しても皆さん座ったまま。というか客の半分は気付いてなかったぞ(笑)。

ワタシは高校二年の夏に『太陽と戦慄』を聴いて以来、現在まで一貫してフリップ真理教信者である。だから90年代にダブルトリオ形式で復活したクリムゾンのライブを観れたときは嬉しかったが、前回の来日公演は観に行かなかった。どうしてかとまた更新履歴を辿ると…どうやら『Wiki Way』翻訳でそれどころではなかったようだ。ストーンズではないが、いつまでも観られるとは限らない。今回は行った。

で、ライブの感想だが、一言で言うと本当に素晴らしかった。最近のフリップの「ヌーヴォ・メタル」(だっけ?)というコンセプトも正直アルバムを聴くだけではピンと来なかったのだが、やはりライブで観ると新しいモードに入ったクリムゾンが体感できた。

それにしてもつくづく演奏能力が異常に高いバンドである。特にパット・マステロットのドラムが良く、僕のようにビル・ブラフォードに執着がある人間も納得させる演奏だった。相変わらず自分にはスポットを当てさせない偏屈大王フリップ翁の演奏も前回観たときより力強くて嬉しかった。そしてエイドリアン・ブリュー、長年の屈託を経てヴォーカルもギターも非常に心地よく受け入れられるようになった。今回は何故か完全に中央の席だったのでちょうど目の前にブリューがいたのだが、彼が楽しそうに演奏するのを見て何かこちらまで微笑ましくなりました(歳ですな)。

ライブ自体は70年代の曲はおろか、80年代の曲も一曲しかやらなかったがまったく不満はない。バンドアンサンブルはダブルトリオ時代より充実していた。それにどうやら二度目のアンコールで二曲やったのは今回の来日公演で僕が観に行った日だけらしい。フリップが何か言ったのを受けてブリューが "One more?" と客に聞いたので、フリップの機嫌がよほどよかったのだろう。その直前に目が合ったワタシに善の妖精を見出したからに違いない【電波迷惑おれカネゴン】

[2003年04月16日]

yomoyomo の読書記録に「文藝別冊 ナンシー関―トリビュート特集」を追加。

さて、前回から続くようなことを書いたのだが、何を書きたかったのかほとんど忘れてしまったではないか。あー、Sensorware についてか。面倒なので箇条書き。

そうそう、しばらくぶりの読書記録だが、最近驚いたのが、Google で書名を検索した場合うちのサイトの文章がトップに来るものがいくつもあること。現時点では、内田研二 「成果主義と人事評価」、エンツェンスベルガー 「数の悪魔」、小松左京 「くだんのはは」、斎藤貴男 「カルト資本主義」、斎藤美奈子 「妊娠小説」、ケン・スミス「誰も教えてくれない聖書の読み方」、米本昌平他 「優生学と人間社会」とかがそう。大した書評でもないのが申し訳ない。

[2003年04月11日]

Technical KnockoutAmazon における REST vs. SOAPを追加。Tim O'Reilly の文章の日本語訳です。

下に穿ったことを書いたが、「Sensorware」については森山さんには日記で取り上げてもらい、また青山さんからも丁寧なメールをいただいた(ので本文に少し反映させてもらった)。お二人の反応をもらえただけでもあの文章を書いた甲斐があったと思う。「Sensorware」とその反応については次回の更新のときにまとめて書きたいと思う。

さて、今回の更新はこの間に続き O'Reilly Developer Weblogs の翻訳である。

今回この文章をチョイスしたのには二つ理由がある。一つは前回のウェブサービス、RSS、そして Sun のブロッガーからの流れで、ウェブサービス関係、それも REST アーキテクチャへの興味に合致したこと。吉松史彰氏の「Webの「正しい」アーキテクチャ」を読んで以来気になっていたのです。

そしてもう一つの理由は、何よりこの文章を書いたのが Tim O'Reilly 御大だったことがある。

Richard Stallman、Bruce Perens、Eric Raymond、Alax Cox、Rusty Russell、Eben Moglen、Peter Norvig、Miguel de Icaza…オープンソース(フリーソフトウェア)運動の首謀者達を中心に、これまでいろんな優れた人達の文章を訳してきた。その流れから言うと、Tim O'Reilly の文章も是非訳してみたかった。それが可能になったのはこの間も書いた通り Creative Commons のおかげとも言える。企業サイトの文章を無断で翻訳公開し、著作権の切れた古典文学をオンライン化しておいてそれらの無断転載を禁止する旨の文章を平気で書ける厚顔を見かけて鬱になったりするとそのありがたみがよく分かる。

やはり上に挙げたような著名な人の文章を翻訳できるのは基本的に楽しい。僕にもミーハー心があり、翻訳という形で優れた人の仕事に対してコミットできるからだ。

僕はミーハー心をできるだけ人そのものではなく、その人の仕事に向けるように心がけている。そうすればそれは読者とも共有できるエンターテイメントに昇華できる(かもしれない)からだ。翻訳の場合は構造的にそうせざるを得ないが、ネットを介して知り合った人達との人間関係はどうだろうか。僕がむかつくのは、「自分は誰それとトモダチ」「自分は誰それに認められている」「自分は誰それより格上」といった類のことばかり吹聴する人間である(そうでなくても自分の人間関係を誇示する文脈依存の文章を書く輩も嫌いだ)。そんなことは誰も聞いてません。で、アンタは何をしたんですか?

昨年後半から人前に出ることが続き、いろいろな人達にお会いすることができた。何か変わるかと思ったが、結局のところほとんど変わるところはなかった。これに関しては、親に「冷血漢」と言わしめた当方の人間性が幸いしているのかもしれない。一方で、ずっと尊敬してきた人にいきなり会ってもこちらは上の空でまともなことが喋れないというのもある。正気に戻ると、狭く暗い自室で自分の力量と向かい合うしかないわけである。何かに報いようと思ったら、他人の優れた「仕事」しか目の前には残っていない。それと向かい合い、何かしら自分なりのものを出すしかない。

…と書くとカッコつけているようだが安心していただきたい。その試みはいつも失敗している。だから性懲りもなく続けているのだが。

[2003年04月07日]

Technical Knockout に「Sensorware(前編)(後編)」を追加。固有名詞と引用以外、意地でも「ユビキタス」という言葉を使っていないということに誰も気付かないだろうからここに書いておく。

今回の文章はそれを書く契機を与えてくださった山口英さん、青山祐輔さん、そして何より森山和道さんに捧げるものである。この程度の基本レベルの文章ごときを捧げられても迷惑だろうし、何より本文中に書くのは恥ずかしかったのでこちらに書いておく。反応は大体読めている。森山さんは「ふーん」、青山さんは「めんどくさいなぁ」だろう(笑)。

本文中にある通り、中央公論の特集、特に青山さんと森山さんによる文章を読み、この題材で書きたいと思った。そして @Random において山口英さんというたぐいまれな方とお話できたときにエネルギーをもらいその気になった。そして、東京でのオフ会のときには実はかなり準備をしていた。青山さんにはちらとそのことを話したのだが、どうせ彼のことだから覚えていないだろう。森山さんは対面するだけでもう胸がいっぱいで、とてもじゃないが言い出せなかった(おまけに隣にみやのさんがいた。もうどうすればよいのだ)。そしてその翌日のケーキオフ会で wakatono さんに伺った話も少し本文に盛り込んでいる。

こうしてみると、今回の文章は2月にお会いできた方々への恩返しのようだが、まったくその通りである。

それにしても時間がかかりすぎである。Sensorware というフレーズが頭に浮かんだときはもらったと思ったが、それからもとんでもない時間を浪費した(Sensorware でぐぐるといろいろ出てくるが、RFID 関係のコンテキストで使っているものは(少)ないと思う。僕が勝手に使っているだけなので誤解なきよう。一般的な用語だと思って使い恥をかかないように)。

時間がかかったのは僕自身の能力不足が一番大きいのだが、それとともに今回の題材が僕にとって非常に辛いものであるというのがある。自分の判断が間違っていたことを何度も思い知らされ、正直身を切られる思いだった。それなら何故書くかというと、それ以外にできることがないからだ。

うちの読者の中でこの意味が分かるのはベンジャミンだけなのだが、彼は僕の技術的な文章は読まないと言っていたのでこういうことを書く意味はないということになる。分かりやすく書けば、かつてロバート・スミスがデビッド・ボウイについて吐き捨てた言葉を自分に当てはめていた。

つまり、僕は『Wiki Way』を出した直後に交通事故で死ねばよかったのだ、と。

それはともかくも書き上げたわけである。凡人の狂気も当分頭をもたげることはないだろう。ようやく休むことができる。

[2003年04月01日]

Technical Knockoutウェブサービス、RSS、そして Sun のブロッガーを追加。Timothy Appnel の文章の日本語訳です。

「Sensorware」が書き終わらない。大した文章でもないのに。公開までこぎつけられるだろうか。無理かもしれない。この文章が swan song になると思ったのだが。

さて、今回公開した訳文も大した文章ではないが(失礼)、紛いなりにもオライリーのサイトにある文章である。が、どこにも翻訳の許諾を取っていない。それが許されるのは、O’Reilly Weblogs の文章が Creative Commons が定める Attribution-NonCommercial-ShareAlike ライセンスで公開されているからだ。自分が翻訳する範囲がウェブログ関係に広がるのは素晴らしいことである。

しかし、である。どうして Creative Commons License のロゴは GIF ファイルなんだ? PNG 使えよ、というわけで当サイトで変換させてもらった。これ何か意味あるのかな。

実は少し前に Creative Commons と blog ツール関係の文章を書いたのだが、一部の人だけに読んでもらい、一般公開はしないことにした。とにかくも書いたものを公開しないのは、貧乏性の当方にしては極めて珍しいことなのだが、これを公開すると電波に絡まれるのが目に見えていたので。

ちなみにその文章のタイトルは、「ぶったくりコモンズ」というもので…


2003年03月

[2003年03月26日]

yomoyomo's Music ColumnKEEPERS への連載)第27回目を公開。ベンジャミン、これなら読めるだろ!

タイミング良くポール・クルーグマンの "Channels of Influence" が、嶋田丈裕さんにより「影響力の伝達経路」として翻訳された。例の Dixie Chicks を巡る騒動の裏に潜む実態がこれを読んでよくわかった。素晴らしい。

一点翻訳で気になったのは「しかし、シンクレア・ルイス (Sinclair Lewis) が言ったことには、そんなことはここでは起き得ない、と。」というくだりで、これは彼女の代表作である(といいつつ読んでない)「It Can't Happen Here」にひっかけているので、その邦題に合わせて、「しかし、シンクレア・ルイスは『ここでは起こりえない』と言っていたのにね」とでも言う感じのほうがよいのではないだろうか(後記:と書いたらすぐさま訂正されていた。すごい。ただ、僕自身見落としているニュアンスがあると思いますので、あとはそこらへんに詳しい方にお願いします…)。

さて、『Rubyソースコード完全解説』という大著を書かれた青木峰郎さんの新著がもう出たというのに驚いたが、その『Javaを独習する前に読む本』において、当方らが訳した「プログラミングを独習するには10年かかる」と『Wiki Way』並びにそのサポートページが取り上げられているのを本屋で確認して感激し、青木さんにメールさせてもらった。

うちのサイトはごらんの通りのほぼテキストのみから構成されるサイトであり、サイトデザインについてはまったく無頓着であった。CSS も最小限しか使っていない。しかし、最近 tDiary などのテーマを見るにつけ、もう少しきちんと CSS を導入しないとと思うようになった。何より CSS(に限らず HTML 全般)の知識が数年前止まりで絶対的に不足しているというのは技術者として駄目だ。

とはいえ当分は、現在の CSS 指定内容を別ファイルにまとめる、ぐらいだろうけど。実はこの「CSS を別ファイル化しない」というのにこだわってきたのだが、もうそんなのどうでもよいよね? 一方で「一世代前のブラウザでも表示が(ほぼ)変わらない」というポリシーはまだ捨てるつもりはない。

[2003年03月25日]

Remote Bridging with IP Tunnels mini-HOWTO の日本語訳JF において公開。

アカデミー賞は「シカゴ」が6部門取ったので順当なようだが、かなり意外性ありまくりな結果だったと思う。アメリカに入国できないロマン・ポランスキーが監督賞を取ったのは考えてみればすごい話で、「千と千尋の神隠し」の受賞もディズニーのサポートをまったく受けられなかったのを考えればそれに入るだろう。そして何よりマイケル・ムーア「ボーリング・フォー・コロンバイン」! これについてもソニーの妨害が伝えられていたのでオスカーは無理かと思っていたら取りやがった。そして予想以上の激烈な受賞スピーチ! ここまでやると反発も会場のブーイング程度では済まんだろう。しかし、本当に見事だと思うし、少なくとも彼の映画は賞賛に値する。

でもなあ、個人的に一番望んでいたクリストファー・ウォーケン二度目の助演男優賞がならなかったのは残念…。

週末は帰省していた。例によってベンジャミンと飲んだのだが、二軒目のバーで突発的に眠くなってしまった。以前のように無茶飲みをしたというのではなく、この程度でへたるようでは楽しくじっくり酒が飲めないということになる。原因は単に加齢による肉体の衰えなのだろうが、やはり悲しいし、第一つまんない。

土曜日は両親と墓参りをした(祖母の命日が近い)。ワタシの父方の故郷は長崎県外海町で…と書いても読者の0.1%も知らないだろうが、遠藤周作の「沈黙」の舞台で遠藤周作記念館もある…と書けば、認知度は1%程度にはあがるのかな。

墓参りの後は週末だけ開いている手作りパン屋に行った。素晴らしい天気だったので、テラスで食事をとることにした。眼前に広がる角力灘がとても美しかった。どうしてデジカメを持ってこなかったのかと後悔する。関係ないが、yuco さんによる驚異のカモメ画像、これどうやって撮ったのだろう。

正直なところ大して美味くもない手作りパンを食べていると、下の畑で旦那さんが農作業を始めた。両親が「地上の楽園」というテレビ番組の話をし出した。僕もたまに見ることがあるが、ここはその番組に取り上げられてもおかしくないという話であり、それを店主の奥さんに伝えたところ、4月には外海町が取り上げられ、自分の顔も出るとのこと。その偶然に驚いた。

さて、先月森山和道さんにお目にかかったとき、失礼にも「どうして森山さんは本を書かないんですかぁ!」と迫ったのだが、何だみんな同じことを考えているんじゃないすか。新書書き下ろしなどでなくても、これまでの氏の蓄積をコンパイルするだけでも相当なものだと思うのだけど。極端な話、NetScience Interview Mail ベスト選みたいなものでも本になれば僕は買う。もちろんプライドの高い森山さんがそんな安易な企画は考えないだろうが、あのインタビューを素材とした(またはインタビューその後の展開を加えた)一般向けに現場を伝える啓蒙書だとかいろいろ展開の仕方はあると思うのだけど。いや、もちろん僕が思いつくぐらいのことは当然却下済みなのだろうが…。

[2003年03月17日]

『Wiki Way』サポートページに『Wiki Way』ショートエッセイとして「Why yomoyomo?」を追加。

「Sensorware」というタイトルの文章を書いていたのだが、まったく進まなかったため、こちらを先に公開した。最近うちのサイトを読むようになった人が知りたいことかもしれない。

[2003年03月11日]

yomoyomo の読書記録に「今からでも間に合う! 1日で終わる白色確定申告」を追加。

最近どうも硬めの文章が続いたので、読書するものじゃない本を無理やり取り上げさせてもらった(本当は優先して書くべき本が何冊もあるのだが…)。当方のダメ人間っぷり全開の文章である。

まあ、週末いっぱいかかったのには日曜に映画に行ったせいもあるのだが、郊外のシネコンでまさかあると思わなかった「ボーリング・フォー・コロンバイン」があったので一も二もなくそれにした。が、一緒に行った友人は何度か寝てしまったそうだ。一体どういう神経してるんだ?

[2003年03月08日]

出版社の御厚意により、『Wiki Way』の目次ページと第2章の一部(一挙17ページ!)の PDF ファイルを公開いただきました。サポートページからどうぞ。

経緯は前回の更新のときに書いた通りであり、編集者にお願いして PDF ファイルを公開していただくことにした。その値段の高さゆえに買うかどうか悩んでおり、しかも手近な本屋に『Wiki Way』がない場合は、これらの PDF ファイルを材料にご検討いただけると幸いである。特に第2章に関しては、編集者の方にお願いして17ページと多めに公開していただいたので。

訳者としてできるだけこの本をサポートしようとサポートページを作ってきた。しかし、それは興味を持った読者が本屋で『Wiki Way』を手にとって検討できることを前提としていた。現在の膨大な出版点数を考えた場合、売れ線でない書籍が棚から消えることも十分想像できることである。僕自身は関西有数の書店である紀伊国屋書店梅田本店で『Wiki Way』がないことに愕然としてそのことに気付いたのだが、もっと早くにこれぐらい手を打っておくべきだった。

内容を十分確かめることなく、一種の賭けで『Wiki Way』を購入された読者の方、未だ手に取ることができないことを不満に思われている方にこの場を借りてお詫びさせていただく。

[2003年03月03日]

Technical Knockout日本発の wiki クローンリスト2を公開。

新山さんが日本人の欧米コンプレックスについて書かれていたが、僕自身は今回の文章はそうした意図はまったくないと思っており、単に日本語が苦労せず使え、またはじめから日本語のドキュメントが読める Wiki クローンを紹介することが、まだまだ認知度が低い Wiki を広める上で重要だと考えるから書いているだけである。そうした意味では文章のタイトルは悪いかもしれんねえ。しかし、このシリーズで取り上げた Wiki クローンの作者が何人だなんて実は全然分からないわけで、それはどうでもよいことである。

「Wiki Way」を本屋で探したが全然見つからないという話をウェブ上で見かけ、それについては申し訳なく思っている。現在出版社に一部の PDF ファイル公開を依頼しているのでもう少しお待ちいただきたい。

今日は思いついたまま書き流しておきたい。

禁酒を解いて以来、発泡酒びたりである。今も飲んでいる。あと5キロは痩せたいのだが。

改めてとんでもない週末だったなあと思う。しかし、決して幸福なまま人生は終ってくれない。

最近、マクドナルドの凋落が言われているが、この半年、マクドナルドがどんどん好きになっている。つくづく自分はずれた人間だ。

放送再開ということですごく楽しみにしていたのにダーマ&グレッグを大部分見逃しちゃったのは残念だった。ところでダーマは「達磨」のことだとどこかで読んだのだがどこだっけか。そもそもそうなのか?

アカデミー賞がどうこう言われているが、僕が望むのは、ウォーケンの二度目の助演男優賞ただ一つ。

いつも読ませてもらっている「インサイター」で「バブル時代に<おいしい思い>をした人たちが、今の日本や組織をダメにしている」という文章を目にし、そのときは何を今更と呆れたが、考えてみれば就職して7年近く経ち、その間ずっと不況、もっと言えば、悪化の一途である。これはいくらなんでもひどいではないかという気持ちになる。真実一郎さんが僕と同世代なのかは知らない。しかし、言葉はもさいが「そろそろ一泡ふかせてみたい」という怒りは共有するものである。それで思い出すのが、かつてベンジャミンが団塊世代について悪口を言ったとき、僕は「世代論に意味はない」と切り捨てたのだが、それからしばらくして僕自身がバブル世代がどうこうと言って彼からそれを指摘されたことである。関係ないが、まさにその世代である兄とは、彼の結婚式の翌日に「昨日の乾杯のときのアル・クーパーは、あなたの選曲ですか?」と聞いて以来、およそ三年間口を利かなかった。そして三年後、そのアル・クーパーの曲をテレビCMで聴く度に死にたくなるとは何という人生の因果だろう。

山形浩生は連載を持ちすぎではないだろうか。氏が多くの連載を抱えるのは今に始まった話ではないが(それが優れた人の常だ)、最近ちょっと目に余るのは、複数の媒体で同じ本を同じような感じで取り上げていることだ。例えば CUT と朝日新聞の書評欄、朝日新聞の書評欄とサイゾーの連載で同じ本が取り上げられていると、両方読む僕のような読者はそれだけで萎えてしまう。多分僕のように山形浩生の仕事を愛しており、つまり氏の文章を書き手単位で追う人間の方が少数で、それぞれの媒体で読者層も違うのだからそれでよいのかもしれない。しかし、その内容が基本的に同じというのはどういうことだろう。違いがあったとしてもそれは飽くまで字数の制限などの媒体側の制約に依るものである。

こうした批判が酷だというのは分かっている。例えば、同じ題材を短期間に繰り返し小説にする作家は多い。そうした題材単位なら許せても、素材にする本が同一なら萎えるというのは不公平かもしれない。山形さんにしても、こうした言いぐさは聞き飽きているのかもしれないが、同じ内容の書評がちょっと目についたもので。


[2003年02月26日]

yomoyomo's Music ColumnKEEPERS への連載)第26回目を公開。

先週末はただただ楽しかった。お会いした皆さん、その中でも特に土曜日の宴会で幹事を務めてくださった yuco さん、日曜のケーキオフ会を主催された Port139 伊原さん、そして何よりその日の講師役でありゆっくりお話することもできた wakatono さんに心から感謝します。それについては文章を書いたが、こうした文章はひどく恥ずかしいものなので、一日だけの期間限定公開とさせていただいた。

Lou Reed の新譜と Massive Attack の新譜(もちろん US 盤≠CCCD)という二枚の強力なディスクに加え、再発されたグレアム・パーカーのファーストとダニー・ハサウェイの「Extension Of A Man」(邦題は恥ずかしくて書く気になれん)とタワー・オブ・パワーのベスト盤を聴きまくっており、音に関してだけなら何ら不足しない日々である。

よって椎名林檎のゴミ新譜を買う余地など残っていない。

[2003年02月12日]

Technical Knockout に C-Tools(前編)(後編)を公開。長大な徒労。

本当にどうしようもない出来であるが、この程度の雑文を書くのに膨大な時間がかかった。虚脱感に捕われる時間がどんどん長くなっているからだ。はっきりいって古すぎる情報が入り込んでいるが、それは単に時間がかかりすぎたということである。タイトルを皮肉で「Stop me if you think you've heard this one before」にしようかと思ったくらいだ。

まずは @Random にお越しいただいた皆さんありがとうございました。ワタシは1ショートスピーカーの分際で、何故か最初から最後までスタッフと同席させてもらった(というか、準備会場に最初に着いたのは office さんとワタシだった)。少し作業も手伝ったが、弁当まで奢ってもらって恐縮至極。いやはや、ああしたイベントの準備というのは死ぬほど大変なのだということがよく分かりました。スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

で、本番であるが、ワタシのプレゼンは見事滑った。しかし、言い訳させてください。こんな機会はそうないぞと大物ゲストの隣に陣取りいろいろと面白い話を伺っていたのだが、この方始まる前からハイネケンをばんばん空けちゃう。ワタシも付き合わないわけにいかない。実は今年に入ってほぼ禁酒しており、ハイネケン2本だけでちょっとイッちゃってたのですな。しかし、大物は違う。ハイネケン5、6本空けた状態で充実しまくったプレゼンをやってのけ、その後の質疑も揺るぎない。

それにしてもこんなにパワフルな方のお話を聞けるだけでこっちも元気になるから不思議だ。イベントの司会者の一人がジャイアン、もといこの方の教え子で、「教え子がいろんなところで活躍されていますが、これも先生の財産ですね」としみじみモードに持っていこうとしたが意に介さずパワフルに語りまくる。考えてみればそんなモードに入らなくても、まだ本人が現役なのだ。

それに引き換えワタシのスケールの小ささは何だ、あのプレゼンは何だと悔やんでいると、八木の野郎が「もう君がプレゼンしたことなんて誰も覚えちゃいないよ!」と言いやがる。いや、まあそうなんすけどね。大体この野郎、New Order の話を書くのに「セレモニー」のビデオに触れないのは何だ、兄弟バンドの話を書くのに Half Japanese について書かないのはダメだと言いたい放題の挙句、エピソード2の間殆ど寝ていたが、わざわざワタシのところに挨拶に来て、またエピソード2の最後にワタシが意識を失っていたことを見ていたことをちゃんと教えてくれたアクビさんの礼儀正しさを少しは見習いなさい。もう三十路なんだろ!

そういえば八木さんにはハイネケンの代金を一本分払ってなかったが(小心者のワタシはちゃんと覚えている)、「Wiki Way」一冊あげたんだからいいよな!(強制) それにしても「Wiki Way」について聞かれて、「訳者あとがきは間違いなく素晴らしい文章です」と口走った自分は恐ろしく正直で間抜けな人間だと思う。

やはりイベントによりいろいろな方にお会いできたのは嬉しかった。但し、Port139 の伊原さんに見つかったのはまずかった。あと翔泳社の野村さんから挨拶されたのはびっくりした。え? ワシか? と驚いている間に「こちらがコモンズを担当した〜」と紹介を受けた瞬間、ワタシの呪われた緊張性失言癖が鼠花火を上げ(以下略。どうしてワタシは愛している人の悪口を言ってしまうのだろう)。

イベント終了後、はまもとさんと少しお話したのだが、翻訳にはどれぐらい時間をかけるのですかと問われて、口篭もりながら「とんでもなく長い時間です」。文章を書かれるのにどれぐらい時間をかけるのですかと問われて、口篭もりながら「とんでもなく長い時間です」…こいつバカじゃないかと思われたに違いないが、それが真実なのです。例えば、今回更新した文章のように。


2003年01月

[2003年01月28日]

IPsec NAT-Traversal の勉強のためにインターネットドラフト UDP Encapsulation of IPsec Packets を訳したので公開。ベータ版状態。

とりあえず訳しただけで全然不完全。疲れた…と思ったら、何だ!? 最新のドラフトのバージョンは06じゃないか! あー、がっくり。いずれ最新に対応させますがとりあえず寝ます(1月29日最新版ドラフトに追従)。

あと先週の「高校教師」も見逃してしまった。もう見なくてもよいかな。

[2003年01月24日]

yomoyomo's Music ColumnKEEPERS への連載)第25回目を公開。

あなたがわかってくれなかったからぼくはとってもさびしかった。

とても悲しい。

[2003年01月18日]

RTLinux HOWTO の日本語訳を JF において公開。これまで JF で訳してきた文書と少し毛色が違うものである。

テレビでやっていた「シックス・センス」を見た。もちろん前に見ているが、映画館ではなくレンタルビデオだった。当然その時点で映画の評判、更には最後にオチがあるということも聞かされていたが、観ているうちにひきこまれ、最後のオチが分かったところであうーっ、と驚き頭をかきむしったものだ。そのくらいの作品だったということだが、しかし「名作」というほどかなとも思った。

で、今回観直してみて思ったのは、やはりこの映画はよくできているということで、脚本におけるストーリーテリングの手順がしっかり組み立てられている。それに幽霊が出る場面はそうと分かる映像的シグナルと合わせ、考えてみれば無茶な設定を観客に納得させている。やはり名作なんでしょうね。

で、更に思ったのは、逆にはじめから「幽霊が見える」という設定が前提にあるからこそ、あのインド人監督の作品の中では唯一「普通の映画」の範疇に収まっているのではないかということ。などと知ったようなことを書いているが、実はこのインド人監督の「シックス・センス」の後の作品はどちらも観ていない。しかし、特に「サイン」についての脱力感を露にした評を読むとそんな気がする。そうした意味でこのインド人監督は僕の中で飯野賢治と同じ位置にいる。

というわけで映画には満足したが大きな失敗をした。のめりこんで観るうちに「高校教師」の録画を忘れてしまったのだ。十年前とまったく変わらない京本正樹の怪演を見逃してしまったではないか。やはりあのインド人監督は迷惑な奴だった。

[2003年01月14日]

薀蓄linksにおける「蘊蓄抜きでリンクしたいサイト」を定例の入れ替え。あとここにリンク、アンテナをはられている方がおるので書いておくと期間限定文章を公開していますので、トップページから辿ってくださいませ。

『Wiki Way コラボレーションツールWiki』が発売されて数ヶ月経った。それについての反応については、『Wiki Way』へのリアクションを公開後も更新し続けているので参照いただきたい。

何しろ題材が題材、また値段が値段なだけにバカ売れするような本でないことは分かっていたが、実際の売り上げもそんなとこだと思う(具体的な数字は聞いていない)。それは仕方ないとしても、例えば Software Design の2003年1月号におけるコラボレーションツール特集で PukiWiki の原稿が掲載されたりといろいろなところに Wiki は広がりつつある。当方もサポートページにおいて微力ながら Wiki のプロモーションをやってきたつもりであるが、これは文字通り微力でしかない。

もちろん自分が訳した本が売れて欲しいという私利私欲がある。しかし、もっとリアクションが表に出る方が本そのもののためにも良いはずだ。例えば訳者のところに誤記などの指摘がいまだない。そういうの(もしくは明らかな誤訳)を見つけたら是非ご一報お願いしたい。「Wiki Way」に関しては、編集部と僕で丹念にチェックしたつもりなので最近の翻訳書よりは含有率が低いという自負はあるが、それでもまったくないはずはない。

あとこれは購入していただいた方々へのお願いなのだが、できれば Amazon などのネット書店でレビューを書いてもらえないだろうか。もちろん誉めてくれなどというつもりはなく、本の内容、翻訳に関する批判でもよい。要はこのまま「Wiki Way」が埋もれていきそうで悲しいということだ。

恐ろしく久しぶりにシネコンに映画を観に行った。「マイノリティ・リポート」にしたかったのだが、一緒に行った友人がSFは嫌だと言い張ったため「ギャング・オブ・ニューヨーク」になった。結論から言うと、「マイノリティ・リポート」にしたほうが遥かに良かったと思う。映画として……ダメだ。というか、ダニエル・デイ=ルイスだけじゃないか。

[2003年01月06日]

yomoyomo の読書記録に団鬼六「真剣師小池重明の光と影」と渋谷陽一、松村雄策「定本渋松対談」を追加。

Never.


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初出公開: 2003年01月06日、 最終更新日: 2003年05月11日
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