著者: Eric S. Raymond
日本語訳: yomoyomo
以下の文章は、The Rampantly Unofficial Linus Torvalds FAQ の日本語訳である。
本翻訳文書については、結城浩さんと克さんから誤訳の訂正を頂きました。ありがとうございました。
Linus に関する些細で個人的な事実を集めたものである…
Linux カーネルを書いた人。そのことを知らないなら、どうしてこれを読んでるわけ?
ようやくちゃんとした Linus の画像を手に入れたよ。It is Copyright 1999 by Gary Wagner.
(彼の母国語である)スウェーデン語ならば、/lee'nus/ である。サウンドカードがあれば、オーディオファイルで発音を聞くことができる。
英語の場合は、Linus は /lie'nus/(i を延ばす)か、/li'nus/(i を短く)だと答えている。Linus が英語で自分の名前を発音しているサウンドファイルがある。
フィンランド。彼はヘルシンキ(フィンランドの首都にして、最大の都市)で育った。彼は Linux カーネルを、ヘルシンキ大学の学生だった頃に書きはじめたんだ。
1969年12月28日。
フィンランドには、スウェーデン語を話す住人が少数だが無視できない数(大体6%)いる。彼らは自分達のことを、「finlandssvensk」とか「finlandssvenskar」と称していて、自分達はフィンランド人であるという意識を持っている。彼らの家系の多くは数世紀に渡ってフィンランドで生活してきた。スウェーデン語は、フィンランドの二つの公用語のうちの一つなのである。
彼のミドルネームを「God」だと思っている人がたくさんいるようだ。彼のミドルネームは Eric に違いないと主張する人も少数ながらいる。でも本当のところは、彼のミドルネームは「Benedict」である。彼はそれをあまり使わないけれど。
彼は1997年のはじめにヘルシンキを離れ、現在はアメリカ合衆国、カリフォルニア州のサンタクララの住人である。
http://www.cs.helsinki.fi/~torvalds にある。そこには、ペンギンのアニメや、彼の幼い娘さんの Patricia Miranda Torvalds のかわいい画像が置いてある。
Linus は Emacs か vi のどちらも使わないことで、ハッカーコミュニティにおいて最も長く続いているこの宗教戦争をうまく避けている。彼は MicroEmacs を使っている。また、我々が聞いたところによると、メールリーダには Pine を使っているそうだ。
torvalds@osdl.org で、彼に届く。
注記:Linus はあれだけの人なのだから、びっくりするぐらい大量の電子メールを処理しなければならないんだ。彼の時間を無駄にしないように。Linus はとってもナイスガイだから、君がこのアドレスを悪用しても、君を傷つけるようなことしないけど、それをやったら、腹を立てて君に喧嘩をふっかけるような人間が十万といるだろうね。
彼は Open Source Development Labs で働いている。
彼は幼い娘さんの Patricia Miranda や Daniela と遊んだりもする。彼の家族の画像があるよ。
彼はビール(特にギネスビール)を飲んだりもするし、たまにピストルを撃ったりもする。その二つを一緒にやるようなことは彼はしないが。
彼の BMW Z3 を運転して楽しんだりもする。
そう、要するに彼にも生活というものがあるんだ。我々は、彼が他の余暇の活動中に啓示を受けるのを待っているんだ。彼がその活動について話したいと思っていると期待しながら。