著者: Giles Turnbull
日本語訳: yomoyomo
以下の文章は、Giles Turnbull による The open music store の日本語訳である。
多くのところでリンクされている audioblogging manifesto は、まったくもって正しい。音声形式で世界に考えを押し付けることについて、みんな今一度よく考えるべきなのだ。
でもそれは、十分に練られた音声コンテンツであっても存在する余地はどこにもないという意味ではない。
あなたが本を書くとする。専門家によるお金を取れる本ではないが、頭の中に何年も残っているちょっとした傑作である。あなたは自分でネット上にそれを公開するのだ(How to Make a Complete Map of Every Thought You Think が、少なくとも del.icio.us のユーザの間で、ちょっとしたノンフィクション作品のカルトになった Lion Kimbro のようになれるかもしれない)。
そしてことによると一度に一章を mp3 か off ファイルで公開して、自分の本の音声版を作りたいと思うかもしれない。
その場合音声なのだから、ブログに投稿するよりは、iTunes ミュージックストアに公開できたほうが素敵じゃないだろうか。
僕は、そうしたストアの未来版を心に思い描いている。そのストアでは、ダウンロードと同じようにアップロードもできる。そこまでいかなくても、少なくとも入手できる音声マテリアルについての詳細情報を追加し、音声ファイルは自分でホスティングできるようにする。
さらに一歩踏み出してみよう。個人向けの iTunes ストアと Amazon Honor Scheme(訳者ノート:これは Amazon Honor System の間違いのようだ)の中間である。僕が音声形式で面白いブツをアップロードすると、あなたはそのストア経由で音声をダウンロードし、私に小額のお金を払えるのだ。
あるいは、ミュージックストアのオープン版というのはどうだろう。音楽であれスピーチであれ、そこにあるコンテンツはすべてある基準を満たさねばならない。それは、フリーであること。すべてクリエイティブコモンズのライセンスがつけられた、曲や喋りによる走り書きの中心地にするのだ。