著者: Timothy Appnel
日本語訳: yomoyomo
以下の文章は、Timothy Appnel による Web Services, RSS and Sun Bloggers. の日本語訳である。
Sun InnerCircle に、Sun の Chief Technology Evangelist である Simon Phipps が以下のように書いている。
広く合意されているとはいえ、通常ウェブサービスに関連する技術は、実は未だもって公開標準組織が定める標準でも勧告でもなかったりする。多くの人たちが驚くのは、一部のベンダがあなた方に信じ込ませようとするのと異なり、ウェブサービスが単に SOAP だとか、名前が WS- で始まる規格にとどまらないことだ。今日最も普及しているウェブサービスのいくつか――例えば、急速に発展しているウェブロギング ('blogging') コミュニティにおいて利用されているもの――は、RSS や XML-RPC といった他分野の技術を基にしている。
メジャーな技術ベンダが、SOAP などがウェブサービスのすべてではなく、RSS がその分野における正当な技術であることを認めるのを遂に見れてうれしい。その利用は広がっているが、RSS はコンテンツをシンジケートするだけのフォーマットではない。僕が以前書き、また他の人も記しているように、RSS フィードはウェブが土台とする REST アーキテクチャスタイルの原理に特に適している。
Simon のウェブロギングについての言及を見て、かねてから僕が聞きたいと思っていた疑問が頭をもたげた。Sun の従業員でブロッグしている人間はいるだろうのか? マイクロソフトや IBM ならば、即座に何人か思いつく。Macromedia は、何人かの最高クラスの幹部(Kevin Lynch や、最近まで Jeremy Allaire も)が定期的に投稿を行う、ブロッグ市民のモデル企業である。
Sun の従業員がブロッグしているのを僕が見落としていないとしたら、これは大きな手落ちではないか。マイクロソフトが、人間の顔を活用できた唯一の企業というわけでもないだろうに。