本ページは Dave Kusek と Gerd Leonhard による『The Future Of Music: Manifesto For The Digital Music Revolution』の日本語訳である『デジタル音楽の行方――音楽産業の死と再生、音楽はネットを越える』において引用されるミュージシャンなどによる発言の出典の一覧である。元発言が紙媒体でなされたものについては、そのオンライン版、ないしネット上で公開されているリソースを紹介する。
本書では多様な立場の人たちによる多様な発言が引用されているが、その多くはオンラインで読めるものである。本書を深く理解するため、また本書を研究などに利用する場合の利便、そして誤植・誤訳がある場合はそれを見つけやすくするのにその情報の公開は有益であると判断した次第である……というのもあるけど、やはり、翻訳するにはできるだけ発言全体を読まなければならないので自力で探した苦労の元は少しでも取りたいというのが一番大きい。
2002年6月に『ニューヨーク・タイムズ』におけるインタビュー David Bowie, 21st-Century Entrepreneur からの引用。
『フォーチューン』誌に掲載された元発言は Not the Bad Boys of Radio で読める。クリア・チャンネルについては、本書に引用されている発言を含む「巨人フォックスにまさる一般大衆メディア」を参照のこと。
2003年6月25日に『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された The Road to Oceania からの引用。
55ページには二つジャック・ヴァレンティの発言が引用されている。前者は Judge DVD-copying software is illegal(日本語訳)、後者の AP 通信社に対して語ったコメントは、DVD-copy program tweaked after court order で読める。
『ニューヨーカー』2003年7月7日号に掲載された発言からの引用で、Can the record business survive? で読むことができる。
『フロントライン』が出典だが、the way the music died interviews danny goldberg がそのオンライン版と思われる。
まったく余談だが、このダニー・ゴールドバーグはツェッペリンの伝記『レッド・ツェッペリン物語』の中でほぼ唯一まともな常識人として登場する人物で、しかし、最後にはピーター・グラントにクビにされてしまうのだが、彼の名前を久しぶりに見つけて感激してしまった。
我らがオニオンが著作権をネタにした記事は Heimlich Demands Maneuver Royalties なのだが、ここで対象となったハイムリック博士に関するオニオン顔負けの愉快で深刻な話についてはサイコドクターぶらり旅のハイムリック法と家族の絆を参照のこと。
シャーマン・ネットワークとは要は Kazaa なのだが、WIRED の Congress Moves to Criminalize P2P からの引用。HotWired には翻訳されていないと思うが、当方が見逃しているだけならご教示ください。
What are A&R People Looking For? (Appendix 1) からの引用。
同上。
MSNBC の Music business gets commercial からの引用。
『ビルボード』に掲載された記事からの引用で、元記事が転載されたものが Internet Archive に残っている。
VCR をボストン絞殺魔にたとえた有名な発言は、Lessig Blog のジャック・ヴァレンティ退場などで読むことができる(これには1983年とあるが、1982年が正しい)。
Rock's Big Bounce で読むことができる。
2002年7月に『ロサンゼルス・タイムズ』に掲載された記事からの引用だが、オンライン版は見つからなかった。
Jesse Jordan to pay the RIAA $12,000 as settlement からの引用。彼の話は、レッシグの『FREE CULTURE』の67-72ページに詳しい。
Arresting Kids for Downloading Music からの引用。
同上。
同上。
『USAトゥデイ』に掲載された記事からの引用で、When free is profitable がそのオンライン版と思われる。
『NME』に掲載された記事からの引用で、Musician to debate song-swapping において一部読める。
『ボストン・グローブ』に掲載された記事からの引用だが、オンライン版は見つけることができなかった。
2003年9月18日の『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された記事からの引用で(本書には2004年3月とあるが、おそらく間違い)、オンラインに転載されたものが Internet Archive に残っている。
彼の公式ブログにおける2003年9月4日のエントリ Changing Industry からの引用。
『ローリング・ストーン』誌におけるインタビューからの引用だが、Tiscali Music News の Big Yellow Taxi for Ms. Mitchell で本書では省略された部分も含め読める。
MusicDish Industry e-Journal の Have You Thought of Starting Your Own Record Label? からの引用。
直接の発言の引用ではないが、『ボストン・グローブ』の記事は PDF ファイルがネット上で公開されている。
Teenmusic.com の Jason Mraz: Curbside Prophet からの引用。
『シカゴ・トリビューン』に掲載された記事からの引用だが、The music industry slashes CD prices, but the party's over(Google キャッシュ)で読める。
彼はイーグルスなどのマネージャーとして知られるが、ロイターのオンラインニュース記事は Internet Archive に残っている。
CFO.com の Never Mind the Music からの引用。
『LA Times』に掲載されたインタビューからの引用なようだが、該当部分は Pressepapiers.net のエントリ QoTD で読める。
初出は不明だが、P2P Unite 財団が公開している PDF ファイルで該当する原文が読める。
Fight over free music on Web coming to Congress からの引用。
Recording Industry Criminals - Not Napster の右側コラムに該当発言がある。
『ニューヨーク・タイムズ』の記事が初出なようだが、What price music? などで該当部分が読める。
WIRED の Bill Gates, Entertainment God からの引用だが、HotWired に日本語訳はないと思う。